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暖冬で飛来か 「PM2.5越境汚染」日本直撃の可能性

 先週、中国・北京で微小粒子状物質「PM2.5」を含む汚染指数が600を超えた。「危険」(301~500)の指標を上回り、今年最悪レベルだ。一部地区で空が不気味なくらい黄土色や灰色に曇っていたが、コレ、海の向こうのコトだとタカをくくっていられない。すぐにでも“越境汚染”が日本列島を直撃する可能性が大なのだ。

 今月開設された「越境大気汚染衛星画像データベース」(東北大学東北アジア研究センター工藤研究室)で「PM2・5」などの大気汚染の状況を見た記者は愕然とした。12月7日付のページでは《華北平原にある高気圧下に高濃度の大気汚染物質が滞留しています。高気圧の移動にともない、日本に飛来する可能性があります》と“警告”している。

 日本への影響は例年春先のはずなのに一体、何が起こっているのか。

「中国の汚染深刻化の原因は急な冷え込みです。石炭を燃やす集中暖房が大量の汚染物質を放出しているのです。冷たい空気は重いため、普通は寒い間は『PM2・5』のような汚染物質は動かない。だから、日本への影響は暖かくなり空気が軽くなる春からだったのですが、今年は違います。12月の平均気温は例年より高いうえに、シベリアの寒気が日本列島に下りてきていないのです。暖冬の場合、春に見られる移動性高気圧をつくることがあります。この移動性高気圧がとどまっていた汚染物質を動かす。例年より暖かい気候が予想される今冬は、中国からの汚染物質が大量に流されてくる可能性があるのです」(ウェザーマップの気象予報士・増田雅昭氏)

「PM2.5」などの大気汚染物質には、発がんリスクがある。日本も暖冬で、春先どころか年中“汚染”リスクに見舞われることになる。

 とりわけ九州などは要注意だ。

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