負担減わずか1日50円 1兆円「軽減税率」は家計に恩恵ナシ

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「1兆円」と聞けば、結構な金額と思ってしまう。危うく「自公政権は弱者の味方なんだ」なんて誤解しそうだが、家計にプラスは全然ない。消費税率引き上げ後も食品の税率を据え置くことで、得られるはずの税金が1兆円も目減りするという。これ、あくまで総額である。サラリーマン一人一人の財布は、豊かにならないのだ。

 消費税率が10%に引き上げられた時、食料品の税率を8%に据え置くと、果たしてどれくらいの負担が軽減されるのか。民間税調のメンバーでもある静岡大名誉教授の土居英二氏(経済統計学)の試算によると、平均で1万8044円だ。1カ月にすれば1504円である。1日当たりなら50円で、ジュース1本も買えない。「1兆円」の看板からすると、「え? その程度なの」と思えてしまう。

 年収が低い人は、恩恵がさらに少ない。ワーキングプアに該当する年収200万円は年間7738円で月644円。1日にすると21円だから、スーパーで割引になるのを待った方が、よほど家計にプラスになるだろう。

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