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<第2回>横浜も名古屋も…待機少なく見せる数字のトリック

「待機児童ゼロ作戦」を初めてブチ上げたのは小泉元首相だ。2001年の所信表明演説だった。あれから15年経っても、保育所入所待ちの子どもたちは一向に減らない。

 そもそも、おかしいのが統計によって待機児童の人数にバラつきがあることだ。潜在数は300万人ともいわれているのに、厚労省の発表では100分の1以下の2万3167人(15年)。「保育園を考える親の会」の調べでは5万4739人(15年)だ。

 待機児童に関する厚労省の定義はメチャクチャ厳しい。認可保育所に入所できなくても、▼東京都の認証保育所など認可外保育所を利用▼幼稚園の一時預かりなどを利用▼育休を延長▼認可保育所が遠方で入所断念――などのケースは含まれない。つまり本来、待機児童にカウントすべき子どもたちを除外しているのだ。失業率や就職率が実態を反映していないのと同じパターンだ。

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