高橋三千綱
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高橋三千綱

1948年1月5日、大阪府豊中市生まれ。サンフランシスコ州立大学英語学科、早稲田大学英文科中退。元東京スポーツ記者。74年、「退屈しのぎ」で群像新人文学賞、78年、「九月の空」で芥川賞受賞。近著に「さすらいの皇帝ペンギン」「ありがとう肝硬変、よろしく糖尿病」「がんを忘れたら、『余命』が延びました!」がある。

医者から食道がん宣告も手術拒否 「心に響かなかった」

公開日:  更新日:

「あなたの場合は度が過ぎている。今のままなら4カ月、酒を飲んだら40日で死ぬ」

 61歳のとき、肝硬変で余命4カ月と医師に告げられた。その時、私が何を思ったかというと、もう酒を飲めないということへの恐怖だった。死ぬということについては興味が湧かなかった。むしろ無関心だった。

 だから3年後の2012年3月に「食道がん」を宣告された際も、私の心に「がん」という言葉は響かなかった。肝臓がんなら少しは納得もいったが、なぜ食道なのかと違和感を覚えたほどだ。

 その1年後の4月、今度は「胃がん」が発見され、医師に内視鏡手術を勧められたが、断った。女房が、外科医と内科医の医師2人から「手術しなければ半年後には大変なことになる」と散々脅かされたと後で聞かされたが、今も手術はやっていない。あれから4年と2カ月が過ぎたが、私は生きている。

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