女子に人気の新しいジビエ? 野生のカラス肉を食べてみた
先日、都内で「カラス肉」を食べるイベントが開催された。恐る恐る会場に入ると、若い女性やハンターの人たちが……。今、新ジビエとして“カラス”が注目らしい。
そもそも肉はどうやって調達しているのか。主催者で「本当に美味しいカラス料理の本」(SPP出版)の著者・塚原直樹氏(総合研究大助教)は「ハンターさんと仲良くなるのも方法の一つ。カラスは狩猟鳥獣ですから、免許を持った人が狩猟期間、許可された場所でなら捕獲できます。あとは保健所などの許可を取った自前の食肉処理場を持っている全国の飲食店数店舗で食べられます」と言う。
市場に流通させるには、イノシシや鹿のような専門の処理場が必要というが、地方では刺し身として食べたり、ミンチをおからなどと混ぜて焼いた「ろうそく焼き」といったカラス食の文化があるんだとか。
記者が食したのはハシブトガラスの胸肉。首都圏でよく見かけるアイツだ。大腸菌、残留農薬、抗生物質などの基準をクリアした生後1年未満のひな鳥で、これを先生の指導のもと焼き鳥に――。