高橋三千綱
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高橋三千綱

1948年1月5日、大阪府豊中市生まれ。サンフランシスコ州立大学英語学科、早稲田大学英文科中退。元東京スポーツ記者。74年、「退屈しのぎ」で群像新人文学賞、78年、「九月の空」で芥川賞受賞。近著に「さすらいの皇帝ペンギン」「ありがとう肝硬変、よろしく糖尿病」「がんを忘れたら、『余命』が延びました!」がある。

借金ストレスで酒量が増えγーGTPの数値は「4027」に上昇

公開日: 更新日:

 1995年、47歳の時に糖尿病になり、59歳からはインスリンの世話になっている。その後、アルコール性肝炎になるのだが、γ―GTPの数値が「4027」(正常値は100まで)を記録した時は家庭医もさすがに頭を抱えていた。

 500でも危険水域といわれるが、私はその1カ月前に4000近くいった時でさえ、“検査の仕方が間違っているんだな”ぐらいにしか思っていなかった。

 糖尿病になった時は借金を抱えていた。35歳だった83年、映画「真夜中のボクサー」を原作・脚本・監督で製作し、8000万円ほどの借金が残った。個人債務であり、世間的には自己破産という選択もあるのだろうが、私には返さないという選択肢はなかったのだ。

 そのためにガムシャラに働いた。ただ、どれほど働いても収入の半分は税金になる。事務所費用やスタッフ人件費を考慮すると、返済は月50万~60万円が限度だった。病気を抱えながら年間700万円を返すというのは、正直しんどかった。

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