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曽我和弘
著者のコラム一覧
曽我和弘

大学卒業後、ゴルフ雑誌や米国医学雑誌の編集を経て、あまから手帖社に入社。一貫して雑誌畑を歩む。99年にクリエイターズ・ファクトリーを設立。食分野を中心に取材・執筆のほか、食文化の継承や食の流行を作ったりと多方面で活躍。JR大阪駅構内などの飲食店もプロデュース。駅ナカビジネスの仕掛け人とも呼ばれる。現在は大阪樟蔭女子大で講師も務め、関西食文化研究会座長でもある。

バー・ポッソドウロ(神戸・有馬)温泉街の風情漂うバー

 温泉街の夜は風情がある。浴衣姿で歩く人もおり、何となく古き良き日本の姿を思い起こされてくれるからだ。ただ難を言えば、バーが旅館内に併設されていて宿泊客専門の感が否めない。ところが有馬温泉で宿泊客以外も気軽に出入りできるバーが老舗旅館「御所坊」内にある。「バー・ポッソドウロ」は、川側通路に面した所にも扉があり、そこから一般客は自由に出入りできるのだ。

 センスがいいと評判の御所坊の金井啓修社長の発想から生まれたバー。黒を基調にした店内は重厚感があって、さすがは老舗旅館のバーと感心してしまう。スタートした頃は吟醸酒バーとして人気を博し、その後はワインに注力してきたのだが、現在の担当・建部圭紀さんになってからはウイスキーにも力を入れだし、オーセンティックなスタイルになっている。

 建部さんは会員制レストランでワインを勉強し、その後、ポンテベッキオや北野ホテルで働いた。独立して2店を経営していたが、体調を崩して自店を閉めざるをえなくなったそうだ。復帰ステージとして与えられたのがこの「ポッソドウロ」で、会員制レストラン時代に上司だった酒ソムリエの湊本雅和さん(神戸酒心館)の紹介で来たという。

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