山口達也は会見で反感 プロが教える“謝罪”で株上げる方法
企業トップや芸能人の謝罪が相次いでいる。米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグのように事なきを得たケースもあれば、「ふざけんな!」と炎上してしまったケースもある。その差は何なのか。元吉本興業の広報マンとして35年間謝罪会見を取り仕切り、退社後に「よい謝罪」(日経BP社)を著した竹中功氏に聞いた。
「謝罪のポイントは大きく分けて、『誰に何を謝るのか』『他人事ではなく自分事』『言い訳はしない』『再発防止策』『落としどころ』の5つ。どれかが抜けても相手は納得しません」
まず、「誰に何を謝るのか」。例えばゲス不倫疑惑で一時的に仕事を失ったベッキーは、会見で謝りつつも不倫は認めなかったことが災いした。「誰に何を謝っているのか」と関係者やファンをモヤモヤさせたためだ。元TOKIOの山口達也も「戻りたい」と他のメンバーにわびたことが、「今はそれどころじゃない」「甘い」と反感を買ったのだ。
「当たり前ですが、謝るべき相手は被害に遭った当事者で、謝る内容は自分が犯したミスについて。ここがズレては、謝罪になりません」