山手線は全車両に監視カメラ搭載へ 海外鉄道の防犯現状は

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 中国の鉄道はさらに厳重だ。

 上海では日常的に使われる地下鉄でも手荷物検査が行われているし、高速鉄道はチケット購入の際に身分証明書の提示が求められる。不審者は水際で徹底的にあぶり出そうという考えだ。

「近代化される以前の寝台特急でも、手荷物検査だけはしっかりやっていましたからね。防犯カメラもいたるところに設置されています。中国のカメラは日本のものより高性能で、人物認証が可能。危険人物はすぐに割り出せます」(渡辺輝乃氏)

 一方で、日本の鉄道は手荷物検査の実施に否定的だ。JR東海の金子慎社長は、「鉄道の利便性を根本からなくすもの」と話し、導入しない方針を示している。

「新幹線が利便性を失えば、エアラインとの競争で不利になる恐れがあります。現状でも、LCCや早割などを使えば、エアラインを利用した方が価格は安いのです。それでも新幹線を利用するのは、駅に行ってパッと乗れるから。その利点がセキュリティー強化と引き換えになくなれば、新幹線の利用者はエアラインに流れかねません。経営面からすれば、自殺行為です」(渡辺輝乃氏)

 大勢の外国人が訪れる五輪まであと2年。そのときも現状の警備で足りるのか。宿題は残ったままだ。

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