江戸城無血開城の立役者 山岡鉄舟“静岡市の聖地”を巡る

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 NHK大河ドラマ「西郷どん」も佳境に入ってきた。今後の見どころとなるのは西郷隆盛が実現した「江戸城無血開城」だろう。

 江戸高輪の薩摩屋敷で行われた勝海舟との交渉は広く知られるが、この会談に同席した幕臣の山岡鉄舟も江戸を危機から救った立役者のひとりである。

 鉄舟は徳川慶喜の命を受けて、現在の静岡市葵区伝馬町で事前に西郷と会っている。跡地は市の指定文化財(史跡)になった。この“会談の聖地”はJR静岡駅から徒歩ですぐのところにある。

「西郷は鉄舟について〈命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人……〉と称賛しています。無私無欲の侍。彼の功績も知ってもらえたらうれしいですね」(静岡・山岡鉄舟会事務局長の若杉昌敬さん)

 そこからすこし離れたところにある鉄舟の菩提寺「鉄舟寺」(清水区村松2188、拝観料は大人300円)は、もともと推古天皇時代に国主久能忠仁によって久能寺として創立された。明治維新で廃寺となったが、禅の修行・仏教に帰依していた鉄舟が、1883(明治16)年に再興を願い寄進を募ったそうだ。

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