但馬屋珈琲店本店「思い出横丁」随一の人気店が抱える悩み

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 新宿駅から新大久保駅や大久保駅に向かって延びる線路沿いに広がる「思い出横丁」。その入り口に但馬屋珈琲店本店は立つ。店を経営するイナバ商事社長の倉田雄一さんと息子の光敏さんに話を聞こうとすると、「話の前にまずは店長の入れるコーヒーを飲んでください」と言われた。

 自慢の味なのだろう。「お願いします」と言うと、店長の大久保清作さんが自家焙煎した豆の粗びきをネルに入れ、そこに約85度のお湯をじっくりと回し入れ始めた。

 コーヒーの香りを楽しむならサイホン、味を求めるならネルドリップといわれるが、ネルは手入れが面倒なため、敬遠されがち。それでも「ペーパードリップは紙がうま味を逃がしてしまうから」という理由で、ネルドリップにこだわる。

 一般的に1杯当たりに使う豆は15グラムが目安だが、ここは24~25グラムを使う。大久保さんが「10人中8人から9人は苦いと言います」と笑う720円のブレンドコーヒーを飲んだ。大学生の頃にこの店でアルバイトをしたのがきっかけでこの道に入った「コーヒーの求道者」が入れる一杯は、苦さの中に甘味を感じる、奥行きある味だった。

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