但馬屋珈琲店本店「思い出横丁」随一の人気店が抱える悩み

公開日: 更新日:

 新宿駅から新大久保駅や大久保駅に向かって延びる線路沿いに広がる「思い出横丁」。その入り口に但馬屋珈琲店本店は立つ。店を経営するイナバ商事社長の倉田雄一さんと息子の光敏さんに話を聞こうとすると、「話の前にまずは店長の入れるコーヒーを飲んでください」と言われた。

 自慢の味なのだろう。「お願いします」と言うと、店長の大久保清作さんが自家焙煎した豆の粗びきをネルに入れ、そこに約85度のお湯をじっくりと回し入れ始めた。

 コーヒーの香りを楽しむならサイホン、味を求めるならネルドリップといわれるが、ネルは手入れが面倒なため、敬遠されがち。それでも「ペーパードリップは紙がうま味を逃がしてしまうから」という理由で、ネルドリップにこだわる。

 一般的に1杯当たりに使う豆は15グラムが目安だが、ここは24~25グラムを使う。大久保さんが「10人中8人から9人は苦いと言います」と笑う720円のブレンドコーヒーを飲んだ。大学生の頃にこの店でアルバイトをしたのがきっかけでこの道に入った「コーヒーの求道者」が入れる一杯は、苦さの中に甘味を感じる、奥行きある味だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年金8兆円消えた…姑息GPIFが発表「今後失う」衝撃の数字

  2. 2

    山田哲に大瀬良まで…巨人が狙う“総額60億円”FA補強プラン

  3. 3

    西村まさ彦が“乳がん離婚宣告”報道に「ハメられた」と困惑

  4. 4

    前嶋和弘氏 トランプ岩盤支持…差別問題のダメージ少ない

  5. 5

    巨人エース菅野をむしばむ「最低8回は投げろ」の過酷指令

  6. PR
    在宅ワークにSOYJOYを激推ししたい理由

    在宅ワークにSOYJOYを激推ししたい理由

  7. 6

    韓国俳優と熱愛報道 綾瀬はるかが亡父に誓った結婚の執念

  8. 7

    小規模地震多発は不気味な予兆…「大地震の相場」の復習を

  9. 8

    巨人“正捕手問題”解決せず…「打てる捕手」の日は1勝3敗

  10. 9

    老舗経済誌が安倍首相批判を特集した理由 編集長に聞いた

  11. 10

    中国の“弱点”三峡ダムが決壊の危機…世界中で株価の暴落も

もっと見る