マンション購入は2月が狙い目 値引き交渉のコツも識者指南
「マンション購入を考えている人はこの2月が絶好のチャンスです」
こう断言するのは、住宅ジャーナリストの榊淳司氏だ。
「3月に多くの大手ディベロッパーが決算期を迎えます。それまでに引き渡しを終えて売り上げを増やすために、完成在庫を処分したがる時期なのです」
新築から1年以上が経過したマンションは“新古”として扱われる。売れ残った物件は、不動産会社も在庫として持て余している。
「5%の値引き交渉は当たり前として、企業によっては10%以上の値引きに応じるところもあります。値引き交渉は恥ずかしがらず堂々と自分の意思を伝えるのがポイントです。例えば5000万円のマンションなら、『予算は4200万円しかありません。ただ、どうしてもこの物件を購入したいので、800万円値引きしてくれませんか?』などと具体的な金額を営業マンに提示しましょう。もし担当の営業マンが500万円までしか値引きの“枠”を持っていないとしても、販売会社が在庫処分を急いでいたら、上司の決裁で“枠”以上の値引きも期待できます。狙い目は大規模で売れ残りが多いマンション。住宅情報サイトなどで分譲戸数などを調べてみるといいでしょう」