池田保行
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池田保行ファッションエディター&ライター

メンズファッション誌を中心に、ビジネススーツなどメンズスタイルについて執筆するファッションエディター&ライター。

原点回帰のパンツ裾…ビジネススーツは「ダブル」の心得で

公開日: 更新日:

 周囲を見渡してほしい。多くの中高年サラリーマンのパンツの裾が、だらしなく靴の上にかぶさっている。恐らくスーツ購入時、店員にはき丈を見てもらう際、ウエスト位置を高く持ち上げ過ぎたか、わざと長めに設定してもらったのだろう。

 確かに80年代ぐらいまで「パンツの裾はワンクッションかツークッション」が定説で、長めにはくのがはやっていた。若者の「腰ばき」もトレンドだった。しかし、今どきのパンツはジャストサイズ、つまり、ノークッションではくのが時流だ。むしろ「流行」というより「原点回帰」であり、クラシックなパンツの本来の姿はノークッションなのだ。 

 それにしても、パンツの裾処理を内側に折り返しただけの「シングル」にしているビジネスマンがなんと多いことだろう。本来、「シングル」はフォーマルスーツのパンツ裾を処理する仕様であって、ビジネススーツには、折り返しのある「ダブル」と相場が決まっている。ダブルにすることで裾の折り目が固定され、連日はいてもクリース(スラックスの折り目)が取れにくく、パンツのシルエットが美しく保てるのだ。シングルでもジャストサイズならクリースもきちんと出るが、ズルズル長いとそうはいかない。むしろ、裾からクリースが取れてしまう。短足の日本人は、せめて美脚・脚長に見せるために「ダブル」を心掛けたい。

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