今野敏さん<3>TM NETWORKの前身バンドと箱根合宿して制作

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 のちに「TM NETWORK」となる「SPEEDWAY」は、退社した師匠のディレクターがコンテストで見つけたロックバンドだった。

「置き土産みたいなものです。師匠がすべて話をつけていて、俺が担当することになりました。彼らとの仕事は面白かった。年齢が近かったのでやりやすかったし、演奏もしっかりしていた。何よりもアレンジ力がすごかったですね。当時流行していたTOTOを誰かが『やろうか!』って言うと、本当にTOTOみたいな音楽になる。早稲田大の学生だった小室(哲哉)は2枚目のアルバムから参加したんですが、彼が入ってからは特にアレンジが際立つようになりました」

 1枚目と2枚目で違うのは小室の加入だけではない。今野さんが組むミキサーも代わった。

「最初に組んだのは師匠とやっていたベテランで、抜群にうまかったんです。ただ、フォークの人なんですね。SPEEDWAYはロックの音なのに、どうしてもそうならない。そこが好きになれなくて……。その頃に制作部でオーディションがあって、持ち込まれたテープを審査したり、スタジオで音を録ったりした。このときに臨時でいろんなミキサーと組んだんです。その中に『これはロックだな』『ガツンといい音だ』と頭の中に残ったのがあって、『この人と代えて欲しい』って録音部に直談判したんです」

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