田丸昇
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田丸昇

1950年5月5日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ 詰め&必死」(創元社)がある。

藤井聡太七段の“将棋めし” 対局支えた「みろく庵」が閉店

公開日: 更新日:

 公式戦で活躍している藤井聡太七段(16)の対局では、「将棋めし」がいつも注目されている。

 あるテレビ番組は、藤井への出前が予想される店に張り付き、注文を受けた光景や同じ料理を放送した。店員が将棋会館に出前すると、報道陣によく取り囲まれた。

 東京・千駄ケ谷の「みろく庵」は、藤井が2年前に29連勝の新記録を達成した対局の昼食で、「豚キムチうどん」を出前した。それをきっかけにして、その料理がメディアやネットに取り上げられ、店も人気を呼んだ。

 みろく庵は1982(昭和57)年に創業された。テーブル席は20人ほどで満席になる居酒屋のような造りである。やがて、将棋会館に出前をするようになると、庶民的な味は棋士たちに好評だった。

 私は現役時代に「豚しょうが焼き定食」をよく注文した。加藤一二三・九段(79)が数年前に体調を崩して好物の「うな重」を控えたとき、メニューにない「トマト」を注文した。藤井が、そぼろあんかけと山芋を添えた肉豆腐を注文すると、「じょい豆腐定食」(秋田の精進豆腐)という定番の裏メニューになった。

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