黒川伊保子さん<3>AIが美人司書をイメージしたと気付いた

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 1991年4月1日に全国の原子力発電所で日本語の文字ベースで対話しながらデータを検索できるコンピューター「司書AI」が稼働した。プロジェクトリーダーの黒川さんは、最初の1年を対話についての研究に費やし、その後1年かけてシステムを開発した。

「取引先との発注仕様書に『35歳美人司書との会話にしてください』とメモがあって、“彼女”はどんな会話をするんだろうって悩みました。私は20代でしたから、会話の進め方や相づちの入れ方などを想定しながら作っていきました」

 その彼女(AKINA)にある時、クレームがついたという。

「質問が重なった時に『はい』が重なるからです。人間なら、『ええ』『そうですね』など相づちにバリエーションがありますが、AKINAは何度も『はい』と繰り返すので、受け手が冷たいと感じてしまうというのです。この時はうなずきに対して、『ええ』や『そう』などバリエーションを用意し、ランダムに使えるようにしましたが、この使い分けに関しては今後の課題になりました。人間が人工知能と対話して信頼を築くためには語感を解明して人工知能に理解させることが必要だと感じました」

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