対話を通じて考えを深掘り「哲学カフェ」が静かなブーム

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 土曜日の午後3時、東京・神保町のカフェ。コーヒーを手に、参加者たちはこの日のテーマ「思いやり」について、次々と発言していく。「思いやりは、お節介と表裏一体だと思う」「思いやりと、同情やあわれみとの違いは?」「反射的に人を助けるのは、正義感なのか、思いやりなのか?」

 発言が途切れることはなかった。

 今、静かなブームがきているという、「哲学カフェ」でのひとコマだ。大学で哲学を勉強したいと考えている女子高生から、8年前から常連の87歳男性まで、13人が集まっていた。

 哲学カフェは、「街中での哲学対話」といわれる。哲学対話とは、進行役がいて、テーマを設け、その場にいる人たちが話して聞いて考える、というシンプルな手法。結論は出さないし、出ない。

 進行役が提示したルールは3つだけ。何を言ってもいい、ただし他人の悪口はダメ、自分からも「問い」を出してほしい、というものだ。

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