米山隆一
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米山隆一前新潟県知事・医師・弁護士

1967年、新潟県生まれ。東大医学部卒業。97年司法試験合格。医師として働くとともに、2011年から弁護士として活動。16年10月~18年4月、新潟県知事。現在は弁護士法人おおたか総合法律事務所の代表弁護士を務める。

【Q】老親がどのような状態になったら自動車免許証を返納すべきですか

公開日: 更新日:

 なぜなら、認知症になっても次の更新まで3年間運転できてしまうということは当然あり得ます。認知症では脳の機能が徐々に失われるのですが、その失われ方は0か100かではなく、以前100だった機能が徐々に減っていくものです。症状の出方は多種多様で、認知機能が衰えているけれど、必ずしも認知症と断定できない認知症予備群の人も少なくありません。

 私はシンプルに、家族が同乗して怖いと思ったら、返納を勧めるべきと考えます。

 認知症や認知症予備群の人は、往々にして道の間違い、信号無視、軽微な接触などを起こします。それらに該当し、しかも同乗して恐怖を覚えるようなら、大事故になっていないのは運がいいだけ。事故が起こる前に、免許返納を強く説得すべきです。

 ただし、正面から「認知症だから」と言うとプライドを傷つけ、強く拒否される可能性があります。危険な運転の客観的事実を挙げつつ、「目が悪くなった」「耳が遠くなった」などの身体的理由や、「車を維持するより、タクシーやバスの方が安上がり」といった経済的理由を挙げた方が、多くの場合、受け入れてもらいやすいです。もし、どうしても受け入れてくれなければ、医師が認知症の診断書を公安委員会に提出することで、強制的に免許を取り消す制度もありますので、医師に相談して下さい。

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