シグラップ・マネジメント杉浦和也社長 “競走馬”本の衝撃

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 スプリンターズSが終わり、競馬の開催は東京と京都に移る。菊花賞や天皇賞、ジャパンCなど大一番が目白押しで、競馬が最も盛り上がるシーズンだ。今回登場の杉浦和也さん(59)は野村系やメリル系などの資産運用会社でキャリアを築いた金融マンで、パインブリッジ・インベストメンツでは社長に。そんな資産運用のプロは、3年前から競走馬の生産に携わっている。金融系の本がズラリと並ぶ自宅の本棚から手に取ったのは、競馬関係の本だった――。

  ◇  ◇  ◇

「競走馬の生産に携わるようになって、種付けの難しさに気づかされました。受胎率は7~8割で、かなりの確率で失敗します。それ以前に種牡馬を選ぶのも難しい。サンデーサイレンス(SS)の血が広がり過ぎたのです。そんな状況をドラスチックに描いたのが、『血のジレンマ』(NHK出版)。SS産駒は初年度からGⅠを勝ちまくり、旋風を巻き起こしました。その結果、繁殖牝馬も種牡馬もSS系ばかりになって、血が濃くなり過ぎたのです。SS系の繁殖には、SSの血を引くディープインパクトのような種牡馬はつけにくい。2011年に出版されて読んだときに受けた衝撃が、生産者となった今は身に染みて分かります。私が所有する繁殖牝馬約20頭の4分の3はSS系ですから」

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