菊池康平さん<2>パソナに就職、会社員として働き始めた
最初は「とりあえず内定だけもらえれば」と思っていた就職活動でしたが、何社も不採用となっていくうちに、内定というものの価値を実感するようになりました。そして「採用してもらえるなら、絶対にその会社に就職しよう」と思うようになったんです。
結果、内定をもらったのは総合人材サービス会社の「パソナ」でした。いくつも受けた会社のうちのひとつだったのですが、面接時に他の学生たちの話が面白かったのが印象的でした。海外でボランティアをやっていた人や、たくさんの国に行った経験のある人など、視野の広い人が多くて、こういう人たちが同期になる会社で働いてみたいなと思ったんです。
でも同時に、会社に入ってもプロサッカー選手になることは諦めないということも、強く思っていました。
内定をもらった後は大学の単位を頑張って取り、また4年生の夏休みにタイに行って飛び込みでプロチームに挑戦しました。プロになったら内定を蹴ろうというつもりではなく、入社するギリギリまで、短い期間でもいいからプロとしてプレーすることができればという気持ちだったんです。