進次郎環境相は政治力を発揮せよ エネルギー専門家が指摘

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 とはいえ、デメリットを解消する手立てはあると、田中准教授は説明する。

「これからのデメリットを解消するためには、地域で風力発電を設立・運営することが重要です。東京など地元に関係のない地域の人が風車を立てるとうるさいと気になるし、地元にお金も落ちません。しかし地域住民が自分でお金を出して建てたものだと、風車への感情やメリットはまったく逆になるでしょう。距離を離せば音の問題を解消されます。

 バードストライクについては、環境省も取り組んできたといいますが、なかなか進んでいません。だからこそ環境大臣は、環境省にもっとやらせればいいんです。渡り鳥対策のための自然環境マップの作成に予算をつけることです。さらには市民の風力発電会社が次々に起業できるよう、支援すればいいんです。政府は大企業にお金を出す必要はありません。

 台風のような災害時ほど電気が必要ですが、最近はチャレナジーという会社が台風や強風が多い地域でも使える革新的な風力発電機を開発しました。また太陽光発電は千葉での大停電でも有効でした。小泉環境大臣が電力会社の利権構造を壊し、地域の力を高められるか、力量が問われています」

 電力会社を過剰に甘やかしてきた癒着構造をぶっ壊すチャンスなのだ。

(取材・文=平井康嗣/日刊ゲンダイ)

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