7割が勘違い 意識調査で判明したAIDSのあやふやな知識
映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、ロックバンド「クイーン」を中心に、ボーカルのフレディ・マーキュリーの半生を描いて話題を呼んだ。その名場面のひとつが、フレディへのAIDS宣告とバンドメンバーへのAIDS報告だろう。
エイズ予防財団とバイオ製薬大手ギリアド・サイエンシズは18日、HIV・AIDSに関する意識調査の結果を発表。その結果、「HIVに関する知識を持っていますか」との質問には、52.4%が「はい」と回答。「いいえ」を約5ポイント上回ったが、正しい知識が定着したかというと、疑わしい現状が浮き彫りになった。
それを決定づけたのが、「HIVは『死に至る病である』と思いますか?」の問い。4分の3近い71.8%が「はい」と答えている。対象は、20~50代の男女500人で、ネット調査。映画は若者にも人気だったから、映画の影響があったか。現状は、フレディが亡くなった1991年とは全く違うのだが、「いいえ」は3割に満たない。