収入が少ない人こそ実践を お金が貯まる「4つのステップ」
「当時の収入は20万~25万円程度。それでも少額でもいいから、もしものためにお金を貯める。そう思い、月々の収支をきちんと把握し、まず実行したのは固定費の見直しでした」(黒田氏)
職場までは遠くなるが、それまでの住まいよりも3万円ほど家賃の安い場所に引っ越した。一人暮らしで日中は仕事、友人との飲食も多くない。携帯電話は最安料金にしていた。光熱費や食費、通信費、小遣いなどは使い過ぎというほどに使っていなかったが、それでもやりくりして月1万円前後のお金を浮かせた。
「だいたい毎月4万円、多いときで5万円近い貯蓄ができるようになったのです。お金を貯めようと思うことで、そのために何をするか考え、実際に行動することで無駄な支出がなくなっていったのです」(黒田氏)
収入が少なくて貯蓄できないのは、言い訳にすぎないことが多い。黒田さんは、少ない収入でも、「もしもの備えに」という貯蓄プランを持って実行に移した。貯蓄しようと思えばできるのだ。