「#KuToo」運動が拡大 パンプス強要で訴えられる可能性も
女性だけが職場でパンプス着用を強制されることに反対する「#KuToo」運動が話題を呼んでいる。男性と同じ業務をしているのに、なぜ女性はパンプスを強要されるのか。今後、そんなことをする男性は、訴えられるかもしれない。
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発端は今年1月、グラビア女優・ライターの石川優実さんがバイト先の葬儀場で、身だしなみとして〈ヒールの高さが5センチ~7センチほどの黒のパンプスを履くよう求められた〉とのツイートだった。これがあっという間に拡散。これをめぐっては、「嫌なら辞めればいい」「女性のわがまま」といった意見もあるが、女性たちの間で共感が広がり、6月3日には1万8000を超える署名を集めて、厚労省に提出している。
英国では4年ほど前に同じような騒動が勃発。ハイヒールを履かなかった女性が解雇されたことを受け、時代遅れで性差別的な服装規定を違法とするよう政府に求める署名活動が拡大。3日で10万筆もの署名が集まり、英議会がジェンダー平等に沿うような就業規則を作るよう通達を出す事態に発展した。