奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「怖い中国食品、不気味なアメリカ食品」(講談社文庫)がある。

遺伝子組み換え表示を隠蔽…輸入大国日本の緩すぎる基準

公開日: 更新日:

 今週も、遺伝子組み換え(GM)作物の話を続ける。その評価はいまだに「危険」と「安全」の真っ二つに分かれているが、何度も書いてきたように、GM作物が人間にとって有害か安全かを立証することはまず不可能である。

 とすれば、何を信じるかだろう。GM作物が安全だと思うなら、どんどん食べればいい。危険だと思えば食べなければいい。少なくとも、GM作物であることを隠蔽して食べさせることは絶対に許されない。ところが、日本は巧妙に隠蔽しているとしか思えないから問題なのだ。

 EUでは、GM作物が占める割合が0・9%以上の食品に表示を義務付けたところ、GM食品はパタッと売れなくなった。実際、フランスのスーパーに行っても「GM」を表示している食品はまず見かけない。だから、「遺伝子組み換え」の表示を義務付けることに関して、バイテク企業は非常に神経質だ。

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