神楽坂淳
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神楽坂淳作家

「うちの旦那が甘ちゃんで」(講談社)、「金四郎の妻ですが」(祥伝社)などの著書がある。

江戸時代の暗さは「夜の生活」マッチした

公開日: 更新日:

 最近、近所の街灯の明かりがひとつ切れた。それだけでもずいぶんと道が暗く感じる。

 しかし、東京がこんなに明るくなったのは電力が安定した昭和40年代以降ではないだろうか。

 江戸は暗かった。まさに月明かりである。忍術に、「ウズラ隠れの術」というものがある。走っている最中に角を曲がってしゃがむ。そうすると、追っ手は気づかずにどこかに行ってしまうという術である。そんな単純な方法で逃げられるくらい暗かったのである。

 江戸時代の明かりで、もっとも明るいのが蝋燭の光である。手でぶら下げる提灯には蝋燭だが、蝋燭を3本使って特別明るくしたものなども人気だったようだ。

 時代劇などでは行燈が登場するが、テレビで見るほど明るくはない。現代人なら何も見えないだろう。しかも行燈の油は鰯を搾った油なので臭いもよくない。化け猫が油をなめるという怪談があるが、それは鰯を使っていたからである。

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