髙橋裕樹
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髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

伊藤詩織さん問題提起「いいね」が名誉毀損になり得る根拠

公開日: 更新日:

 ジャーナリストの伊藤詩織氏が、自民党杉田水脈(みお)衆議院議員に対し、自身を中傷するツイートに繰り返し「いいね」を押したとして慰謝料など合計220万円を求め、東京地裁に提訴しました。

 元大阪府知事の橋下徹氏が、名誉毀損的投稿を「リツイート」(引用転載)をしたジャーナリストを訴え勝訴したことは記憶に新しいと思います。今回の件は、「リツイート」ではなく、賛意を示す「いいね」をすることが名誉毀損に該当するのかが争点です。

 過去には、ツイート自体が名誉毀損的内容であっても、それに対する「いいね」は同発言に対して賛同の意を示すものにとどまり、発言そのものとは同視できないとして慰謝料請求を認めなかった件もあります。

 また、発言・投稿することと、「いいね」をすることのハードルは異なると思いますので、「いいね」にも名誉毀損が成立する可能性があるとなると、その萎縮効果は大きいと思います。

 しかし、「いいね」もフォロワーに対して発言を拡散させる効力も持ちます。その意味で、「リツイート」と「いいね」の持つ影響力は同等でしょう。むしろ賛同の意を必ずしも含まない「リツイート」と異なり、「いいね」は賛同して拡散を求める行為なので署名活動に近いといえるかもしれません。

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