石塚集
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石塚集

医学系編集プロダクション経営。医学ライター。東洋美術学校・ユーザーエクスペリエンス(UX)担当講師。テクノロジー系勉強会・湯川塾事務局。「AI新聞」副編集長。新宿・歌舞伎町でバーテンダーもしている。

副業強いエンジニア 40代からでもプログラミングは学べる

公開日: 更新日:

 地元・仙台から遠隔で東京の副業案件をこなす黒崎玲子さん(37歳)はHTML、CSS、PHP、JavaScriptなどWeb関係のプログラミング言語に強いエンジニア。コロナ禍になる前までは常駐の仕事が多かったが、コロナで状況は一変し、ほとんどがリモートワークになったという。

「副業を始めたのは、コロナ禍で在宅勤務になり、時間に余裕が出てきたからです。東京などの案件も仙台の自宅でできるので、仕事は広範囲に選べるようになっています。最初は友人の紹介で副業を始めましたが、紹介エージェントにも登録しています。今の副業先はインダストリアル―Xという会社で、企業がDX(デジタルトランスフォーメーション=ITを活用して企業の競争優位性を確立させるためにビジネスモデルや組織を変革すること)を促進するために、必要なリソース(資源)を購入できるプラットフォームの構築をしています。週に15時間程度の作業で、月に20万円ほどの収入です」

 Web系のエンジニアスキルは副業ではかなりニーズが高い。たとえば40代からでもプログラミングを始めることは可能なのだろうか。

アウトプットを増やして少しずつ仕事に

「準備すれば、もちろん可能です。オススメは最初に小さいウェブサイトやアプリを作ってみることです。たとえばWordPressなどのシステムを使えばテンプレートがかなり用意されていますし、一からホームページを作らなくても、カスタマイズで対応できます。まず作ってみて自分のスキルを見せられるものを増やしていくんです」

 筆者も「Wix」という視覚的な操作でデザインやコーディングまで可能な仕組みを使って構築したWebサイトを作ったことがあるが、それを見た人がデザインを気に入ってサイト制作を依頼してくることがある。

「仕事をもらうためにはもうひとつコツがあります。プログラミングコードは他人に読まれることを前提にするべきです。メンテナンスや再利用がしやすく、資産になるコードを作ることが仕事の楽しみであり、次につながるポイントです。エンジニアの必読書に『リーダブルコード より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック』という本があり、そこにも詳しく書かれています。また初学者はQiitaなどの技術系ブログサイトの記事を参考にしてもいいと思います。なるべく早く始めて仲間をつくるのも仕事につなげるコツです」

 副業でも稼ぐことができた黒崎さんは、コロナ禍以前は、年間9カ月働き、3カ月は海外で過ごす生活をしていたそうだ。

「ヨーロッパ、アジア、南米、アフリカなど、今までに行った国は50カ国を超えると思います。観光地に行くわけではなくて、カウチサーフィン(The Couch Surfing)という、インターネット上の国際ホスピタリティーコミュニティーを使って、コミュニティーメンバーの家に宿泊させてもらっています。

 ホストファミリーと近くで過ごすので、その国のカルチャーを身近に感じることができます。違う文化の人たちと時間を共にして生活するということは、その根っこになる思想や歴史などを深く理解することになり、プロジェクトで集められるプログラミングの仕事に生きています。いろいろな考えを尊重しながらも自分の意見を言うことに慣れてきます」

 コロナ禍で企業のDX化が進む時代。今からWeb構築のスキルを身につけて副業をしても遅くはない。

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