ネット物販で月250万円 売れる「商品ページ」のポイントは
メルカリ、アマゾンなどを使ったネット物販に詳しい小川ひとみさん(32歳)を紹介しよう。
小川さんはかつて編集者をしており、そこでネット物販でも有効な写真の撮り方やコピーの書き方などの技術を学んだ。
「本格的にネット物販(EC)を始めたのは2016年の1月ごろです。物販が軌道に乗り一時期は本業にしていたのですが、昨秋から東京の私立大学の職員もしています。ネット物販も含めて、主・副というより“複業”という感じです。いまは不用品販売がメインですが、ネット物販をしていると社会の変化に対応するように売れ筋も変わるので毎日発見があって楽しいです。コロナ禍でECが拡大しています」(小川さん)
ネット物販ではどのような商材を扱っていたのか。
「ネット物販をメインで行っていた時は、服、バッグ、帽子、小物などのレディースファッションが9割、メンズファッションが1割。パジャマやジャージーなどの生活用品は平均的に売れ筋です。売り上げは月によって30万~250万の間でばらつきがありました。今は仕事や家事の合間に家の不用品を中心に販売を続けています。スマホを使ってすきま時間で出品できるのはネット物販のメリットです」
小川さんの場合はファッションだが、自分が普段使っているものや好きなものは、顧客層の心理を掴みやすく相場観がわかる。そうなると仕入れの目も利いてくる。あとは写真とコピーでどのくらいの利益が乗るのか、直観的にわかってくるようだ。強者は海外のECサイトで売れそうな商品を見つけて、日本向けに商品ページをつくっている。自分が好きで飽きないものを商いにしているそうだ。