横山光昭
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横山光昭家計再生コンサルタント

家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。借金したり貯金ができない家計の弱点を探り、確実な再生計画を見いだすプロ。これまで約1万5000人以上の家計再生を手がけた。

保有株式の評価額は800万円 リスク資産なので老後が心配

公開日: 更新日:

【現状】Eさん(62歳)再雇用中。独身

 再雇用で働いているEさんは投資に興味があり、定年前から会社の持ち株会を含め、個別株に投資しています。といっても、自分で銘柄を選ぶ勉強をしているわけではなく、持ち株会や証券会社の担当者に薦められた銘柄を購入するだけです。それでも収益(含み益)が30万円あり、保有株の評価額は800万円になっています。

 定年までにできた貯金は約500万円。退職金は少額を積み立て続けた企業型確定拠出年金(DC)の200万円のみ。全て合わせると約1500万円の老後資金です。退職金が少ない割にはよく貯めたと自負していました。

 再雇用のいま、手取り月収は約20万円。ボーナスも夏冬で各30万円ほどです。来年からは特別支給の老齢厚生年金がもらえるので、生活にゆとりが出ます。今のところは不自由なく、老後もなんとか暮らせるだろうと思っていました。ですが、年金生活に目を向けると、不安要素が見えてきました。

 退職後、65歳からの年金受給額は約18万円。ここから介護保険料などが引かれ、手取りで月に15万~16万円です。いまの暮らしを維持するには、毎月約5万円の補填が必要になります。65歳から平均寿命を超えた85歳までの20年間を生きると、補填額は1200万円。人生100年時代といわれますから、30年生きれば1800万円です。生きていくだけで、これだけのお金が必要になるのです。

■お金の「置き場」を再考する

 Eさんがこれから先、豊かな生活を維持するには何をすべきでしょうか。

①暮らし方を改めて見直す。家賃は仕方がありませんが、食費や日用品、習い事代などを見直し、削減できるところを探してみましょう。また、再雇用が終わっても、新たな働き口を見つけられる時代です。週2、3日のアルバイトを探し、赤字をカバーできるとなおいいでしょう。

②働ける期間の余剰金はしっかり貯める。今は収支トントンの暮らしかもしれませんが、ボーナス支給時、または来年からの特別支給の老齢厚生年金受給開始後は、パーッと使わず、しっかり貯めましょう。

③お金の置き場を再考する。個別株は比較的リスクが高いといえます。金銭的な安定を保ちたい老後は、インデックス型の投資信託や債券などを長期保有で運用したいもの。

 投資をするなら、つみたてNISAなどを検討してもいいでしょう。

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