2020年で印象に残った3つの法律関連ニュース
2020年は弁護士も裁判所も新型コロナウイルスに振り回された一年でした。史上初の緊急事態宣言を受け、裁判所が機能停止したことで、多くの裁判の期日がリスケジュールを余儀なくされました。また、決して悪いことではないのですが、外出することに伴って発生する交通事故や刑事事件が大幅に減少したのも、昨年の特徴だと思います。
僕が個人的に2020年で印象に残っている法律関連ニュースは3つあります。
1つ目は、重大事件での死刑判決が続いたことです。相模原障害者施設19人殺害、鹿児島県日置市5人殺害、座間市9人殺害の各被告人に死刑判決が下されました。これらは、いずれもコロナ禍であるにもかかわらず、裁判員が非常に長い審理期間を経て死刑という判断に至ったものです。そして、今後も京アニ事件などの重大事件の裁判が控えています。