広報スキルを生かして副業だった漁業関係の仕事を本業に
中川めぐみさん(38歳)
【元の本業=IT系ベンチャー広報 副業=釣り・漁業×地域活性】
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水産、畜産、林業、農業などの第1次産業にはWebなど新しいテクノロジーが導入されて変化が起きている。最近は地域の行政や企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する人材を副業で募集するケースもある。
今回は広報のスキルを生かしながら、好きな漁業関係の仕事を副業から本業にした中川めぐみさんに話を聞いた。
中川さんのキャリアから伺った。
「大学卒業後、大手製薬会社を経て、2012年にGREE(グリー)というソーシャルゲームなどを提供する総合インターネット企業に転職し、新規事業開発を担う部署に配属されました。グリーは当時、『釣り★スタ』というゲームに力を入れていたのですが、ゲームの領域からリアルな釣りに関連して何かできないかと考え始めたのが漁業に関わったきっかけです」