超人ハルクに憧れた男の悲劇…ワセリン注入で腕切断の危機
多くの男性は一瞬でも「超人ハルク」のようになりたいと思ったことがあるかもしれない。
ロシア南西部ピャチゴルスク市在住のキリル・テレシンさん(24)はその夢をかなえるため、20歳の時からワセリンを両腕に注入し始めた。すでに世界中のメディアに登場し、「ロシアン・ポパイ」という愛称でも親しまれている。
だが片腕にそれぞれ3リットルずつのワセリンを注入したことで、数年前から筋肉組織が壊死し始め、高熱や激痛、さらに腕の変形などに苦しめられるようになった。ワセリンは石灰化して硬くなり、すでに数回の摘出手術を受けている。
テレシンさんは今週、ロシアのメディアに「もう腕の内部は感覚がない部分もあります。20歳の時の自分がアホでした」と、ワセリン注入を後悔する。
今でも事態は深刻で、腕の切断の危険性は消えていない。今年中に再び残ったワセリンの摘出手術をするという。