大沢樹生さん 玉ねぎシャキシャキのカレーに唐辛子かけて
大沢樹生さん(俳優・51歳)
1987年にデビューし、一世を風靡したジャニーズ事務所の7人組アイドル「光GENJI」。大沢樹生さんはメンバーとしてグループの人気を牽引し、現在は俳優やソロ歌手、映画監督として活動している。そんな大沢さんの「一番の理解者」だった母・マツヱさんが作ってくれたご飯は……。
オヤジは板前で後楽園ホール1階にあったウナギ屋とかで働き、母はオヤジの働く店のフロアを手伝ったり、保険の外交員をやったりしていたので、よく働き、帰りも遅かったんですね。僕は外で元気に走り回る子供でしたけど、やっぱり寂しくて母に電話して「何時に帰ってくるの?」なんて聞いていたのを覚えています。きょうだいは姉が1人、その後に生まれた兄は幼い頃に亡くなったんですよね。だから僕は母にはメチャメチャかわいがってもらったと思います。姉とは7歳離れていたし、一人っ子のような感覚が強かったですね。
母は忙しいのに、食事はちゃんと手作りしてくれました。子供が好きなカレーライス、クリームシチュー、ギョーザ、唐揚げ……。特に好きだったのはカレー。市販のカレールーを使って作る普通のカレーだけど、野菜が妙に生煮えで。玉ねぎなんかシャキシャキして歯ごたえがある(笑い)。ルーはゆるめ。忙しかったから、煮込んでいる時間がなかったのかもしれません。それに一味唐辛子をかけて食べるのが好きで、晩ご飯に食べて、翌朝食べて、学校から帰ってまた食べていましたね。