石塚集
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石塚集

医学系編集プロダクション経営。医学ライター。東洋美術学校・ユーザーエクスペリエンス(UX)担当講師。テクノロジー系勉強会・湯川塾事務局。「AI新聞」副編集長。新宿・歌舞伎町でバーテンダーもしている。

本業は住宅販売 コロナ禍だから不動産投資という選択肢を

公開日: 更新日:

浜口順次さん(42歳)

 今回紹介するのは、株式会社リビングコンシェルの常務取締役で、本業の住宅販売のかたわら、不動産投資をしている浜口順次さん。筆者の小学生以来の友人で、気のおけない仲間でもあり、かなりぶっちゃけて話してくれた。ありがとう。

 まずは本業について。

「大学を卒業してから20年ずっと不動産業界。現職は10年前に起こした住宅販売事業のスタートアップです。一人暮らし、結婚、子育てと、自分の経験に照らしながら住宅を提案しています。住宅と不動産投資は別物で見る目線が異なるのも面白いポイントです。本業の住宅売買の経験から不動産投資につながっていますので、利益優先でバリバリ投資しているわけではないし、期待に応えられるかな(笑い)」

 最初の副業投資はいつ頃か。

「19年前、23歳の時です。実家は埼玉、勤務先は東京でしたが、転勤で大阪に住むことになり、本業の勉強にもなるし、将来売却する前提で転勤の間だけ住むマンションを買いました。大阪北区の旧ABCセンターの裏手に35平方メートルのワンルームを650万円で購入。物件と同じ仕様の家賃相場は6万~7万円。住宅ローンで支払いは3万円程度。23歳から28歳まで5年間住みました。28歳から東京勤務になり、2年間リーシング(賃貸)して、900万円で売却。利益は400万円です」

 最初の投資は練習で、家を売買する人の心理、リーシングの仕組みなどを学んだという。

さまざまな側面から家を見て相場観を養う

「次は結婚して長男が生まれた30歳の時です。東京の多摩エリアで、中央線の駅から徒歩5分、築13年、65平方メートルで3100万円。6年ほど住み、2人目が生まれるタイミングで手狭になったので4000万円で売却。駅前の再開発後のタイミングもあり、思いの外いい金額でした。そのタイミングで同じエリアの駅から徒歩12分。土地115平方メートル、建物90平方メートルの新築戸建てを、ある不動産会社が決算の関係で在庫一掃するため相場より安く購入しました。2人の子どもたちが巣立つ時にまた住み替えを考えています」

 浜口さんは今までの売却益を住まいとは別の不動産投資に回した。

「三鷹駅から徒歩15分、吉祥寺にも出られる立地で、築30年、1棟8室のアパートを4000万円で購入しました。年間の家賃収入は約450万円、利回り11%。都内で利回り10%を超えるのはなかなか大変ですが、一般の人が見れる不動産検索サイトにも掲載されていた物件です。前のオーナーが、現金化を急いでいるようで、すぐ交渉がまとまりました。これまで5年間保有し、今後も保有するのも手ですが、利回りが良い分、すでに売りに出しています」

 購入して5年以下の短期売却だと売却利益にかかる所得税が高くなるため、購入後5年超で売るのもポイントだ。また、浜口さんは2017年から2年間、初台と池袋でインバウンド向けのAirbnbもやっていた。現在はコロナ禍で休止中だが、最盛期は月に100万円の売り上げがあった。住宅販売、賃貸、インバウンドなどさまざまな側面から家を見ているからこそ相場観が養われるのだろう。

「住宅には人間模様があります。相続でもめて親族が占有して買い手がつかない、事件や事故などの訳アリ物件などもありますし、購入する側は通勤の頻度が減り、駅までの距離の条件を広げて、その分、室内の間取りや仕様にこだわったり、オンライン会議を自宅でできるニーズが高まってます」

 コロナ禍で家にいる時間が増え、住まいについて考える人が増えた。過去最高益を出している住宅販売会社もあり、住宅市場は活況のようだ。今所有している物件があれば、まずは相場を調べてみてはいかがだろう。

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