芥川賞作家・上田岳弘氏 加速する“仮想化社会”を見つめる

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芥川賞作家の上田岳弘氏(C)日刊ゲンダイ

 小説家でありながらIT企業の役員を務める上田岳弘氏。仮想通貨を題材に、合理化が極まった世界での人類の顛末を描いた「ニムロッド」(講談社文庫)は第160回芥川龍之介賞を受賞した。今まさに、彼が表現してきたSF純文学の世界観とコロナ禍がリンクしているように思えてならない。

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