献血でスーパーボウル観戦をプレゼント! 深刻な血液不足打開に米赤十字とNFLがタッグ
長引くコロナ禍で、米国では深刻な輸血用血液の不足に見舞われている。苦境打開のために、米赤十字が、米プロフットボールNFLの協力を得て斬新な企画を打ち出し、注目を集めている。
なんと1月中に献血をした人の中から抽選で1人に、2月13日にロサンゼルスのSoFiスタジアムで開催されるNFL優勝決定戦のスーパーボウルの観戦チケットをプレゼントするという。賞品は観戦チケット2枚、往復の旅費、宿泊費(2月11~14日)、それに500ドル(約5万7000円)のギフトカード。
これとは別に、自宅でスーパーボウルを観戦するためのレーザープロジェクター、スピーカー、500ドルのギフトカードのプレゼントもある。
米赤十字は11日、ここ十数年で最悪の輸血用血液不足に直面していると報告。原因は、オミクロン株の感染急拡大や冬場の厳しい気候で、献血者が10%減少したこと。医師が輸血する患者の選別を行わざるを得ない場合もあるという。
米赤十字は公式サイトのスーパーボウル企画をPRし、輸血の申し込みをするページで最後にこう書いている。
「休日であろうと、スーパーボウルの日だろうと、コロナ禍であろうと、緊急医療に休みはありません。この冬、患者を救うために献血者を必要としています」