岩屋元防衛相が「正論」連発で真っ向から安倍批判! 岸田首相とは学生時代からの大親友
また安倍晋三元首相は、「岸田のヤロウめ」とイライラを募らせているのではないか。防衛相経験者の岩屋毅衆院議員が、安倍批判としか考えられない発言を繰り返しているからだ。
当選9回の岩屋議員は、防衛政務官、外務副大臣、防衛大臣を歴任した防衛族だ。ここ数日、立て続けに大手メディアで防衛問題について発言している。
<反撃能力の対象に「相手国の指揮統制機能等も含む」と明記したことは、いたずらに周辺国を刺激するだけでなく、対処のための準備を促し、軍拡につながる恐れがある。「安全保障のジレンマ」という言葉がある>(3日付・東京新聞)
<防衛費の編成は、数値目標が先にあって、そこに向かってとにかく買い足していくというような雑なやり方をしてはいけない>(6日配信・毎日新聞)
いずれも正論だが、ポイントは、安倍元首相の発言を真っ向から批判する内容になっていることだ。これまで安倍晋三氏は、「GDP比2%の防衛費を確保していくのは当然のことなんだと思う」「敵基地攻撃能力の対象を、基地に限定する必要はない。向こうの中枢を攻撃することも含むべきだ」と主張してきたからだ。安倍氏は、ベテランの防衛族議員に、容赦なく批判された形である。