麻生副総裁は“3大イライラ”に蝕まれている?「原発死亡事故ゼロ」で放言量産態勢の深層
「原発は危ないというが、死亡事故が起きた例はゼロだ」──。自民党の麻生副総裁が15日、地元・福岡県飯塚市の講演でそう言い放ったが、完全なる事実誤認だった。
松野官房長官は「原発敷地内で労働災害による死亡事故は発生している」とあっさり発言を否定し、野党は一斉に批判。麻生氏に「全く見識がない」(立憲民主・長妻政調会長)のは今に始まった話ではないが、それにしても最近は「暴言」のペースが加速している。
9日は防衛増税について「多くの国民の理解を得た」と放言。15日は「少子化の最大の要因は女性の晩婚化」と言ってのけ、物議を醸した。いずれも自身の選挙区内での発言で「身内」相手の気安さがあるとはいえ、口を開けば即ニュース。放言の量産態勢に陥っている。ひょっとして相当なストレスを抱え、精神に支障をきたしているのだろうか。
「麻生さんにストレスがあるとしたら、政治資金規正法違反で略式起訴された薗浦健太郎氏の議員辞職。麻生さんは元読売記者の薗浦氏を自派閥のホープとして目をかけていましたからね。読売時代に薗浦氏が社長室広報部に勤務していたのも自慢のタネで『ナベツネ(渡辺恒雄主筆)の社長室にいたんだぜ』と吹聴していただけに、寂しさはあるでしょう」(政界関係者)