1975年に嫁姑問題から生まれた「2世帯住宅」の今は? 旭化成ホームズに聞いた

公開日: 更新日:

 2月10日は、「2世帯住宅の日」。1975年に業界で初めて完全分離2世帯住宅を発売した旭化成ホームズが制定した。

「当時は『2所帯』と呼ばれることが一般的だったようですが、より独立したイメージを出すために『2世帯』としました。一般的名称として普及することを意図して商標登録は見送ったそうです。その思いが伝わったのか、今では“2世帯住宅”という呼び方は一般的になっています」(旭化成ホームズ担当者)

 では、2世帯住宅はどのような経緯で生まれたのか?

「発売当時(1970年代)は親子同居は当たり前の時代でしたが、“嫁姑問題”がありました。そこで核家族が望まれていた時代です。その結果、住宅需要が高まり、土地が高騰したのですが、一方で残された親の介護はどうなるのか……といった社会問題も抱えていました。2世帯住宅は核家族のライフスタイルと、親子が同じ土地に住むという条件を両立した画期的な提案だったのです」(前出の担当者)

■平成以降は内部で行き来が可能に

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった