大会史上初! 腎臓ドナーの米国女性「アイアンマン世界選手権」でトライアスロン完走

公開日: 更新日:

 米ハワイ島のコナで先月開催された「アイアンマン世界選手権」に腎臓を提供した女性が出場し、見事完走。腎臓ドナーが完走するのは大会史上初のことで、注目を集めている。

 コネチカット州ウォーターフォードに住む2児の母親であるヒラリー・ボードさん(41)で、見事に遠泳3.8キロ、自転車180.2キロ、フルマラソン42.2キロのトライアスロンを完走した。

 ヒラリーさんは長い妊活の末、体外受精で妊娠した。双子だったが、2012年12月に双子の1人を流産。何とか生まれてきた娘のエリーさん(10)も先天性皮膚欠損症という皮膚疾患を発症した。さらに1年後に夫のジムさんが49歳で前立腺がんにかかった。

 次から次へと困難が起きる中、新型コロナの感染拡大で自宅に引きこもっていた2020年に、ヒラリーさんはテレビで、ある男性が腎臓の提供を求めていることを知った。

 流産して以来、「自分の体に何か欠陥があったのではないか」と自分を責め、罪悪感に悩まされていたヒラリーさんは、ドナーになることで自分を変えたかったという。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  3. 3

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁

  4. 4

    政府のマイナ保険証強行に反旗! 原告団事務局長が明かす「対応義務化訴訟」に踏み切った医療現場の実態

  5. 5

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  1. 6

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  2. 7

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  3. 8

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  4. 9

    斎藤元彦知事は“無双”から絶体絶命に…公選法違反疑惑で刑事告発した上脇教授と郷原弁護士に聞いた

  5. 10

    “異例の成績”報道の悠仁さまに東大の「共通テスト重視」が与える影響は?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁