アナタは「話しかけやすい上司」ですか…“パワハラ未満”でうつ病が蔓延?

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 先だって、ある精神科医のこんなXのポストが話題になった。

〈職場でうつ病になる事例を見てると「質問しづらくて職場に居づらい」というケースがかなり多くて、職場のメンタルヘルスのためには体制がどうとかよりも「話しかけやすい上司・先輩がいること」の方が重要な気がする〉

「いいね」は8000を超えており、〈常にニコニコしてて欲しいなどとは思いません。ただ普通に会話したいだけ〉〈マジでこれ〉〈話しかけていいのかなってこと多すぎて悩む〉……支持する声がズラズラッ!

 ある中堅メーカーの人事担当者は「これって悩ましい問題なんですよねえ」と、こう続ける。

「このご時世、誰が見てもパワハラ上司というタイプは消えつつありますけど、威厳があるように見せたいのか、〈気安く話しかけるな〉という威圧感を出したがる“パワハラ未満”は少なくありません。若手を萎縮させるだけですが、そういう悪意はないけど面倒な性格の上司は、扱いに困る厄介な存在なんです」

 管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career」が昨年12月に発表したハラスメント実態調査によると、52%が職場でハラスメント被害を経験しており、そのうち30%が「誰にも相談せず我慢」と回答。職場の7人に1人以上が鬱々としているわけだ。

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