著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

インフレは怖いけど「投資をしなければ損はしない」SNS型投資詐欺に振り回されるな!

公開日: 更新日:

「3万円払ってください。24時間でAI(人工知能)が1億円にします」

 こんなバカな話を信じる人がいるのだろうか。でも、「3万円くらいなら捨てたつもりで賭けてみるか」──そう気軽に考える人はいるだろう。

 でも、冷静になってほしい。そんなことができるのなら、ネット広告なんて出さなくても、自分たちで増やせばいい。わざわざ募集なんかかけなくても済むはずだ。

 なんて、思っていたら、「もうすぐ死にますので、この世の中の裏話を暴露します。儲かる株も教えます」。

 そんな広告も出てきた。当の本人のまったく知らないところで──。AIの自動生成か何か分からないが、言葉巧みに投資を誘っている。こんな感じで被害者が続出。広告に使われた有名人たちは、政府に対策を訴え、広告を載せているプラットフォーム会社を訴えている。そして被害者たちも声を上げ始めた。

「SNS型投資詐欺」

 昨年の被害額は300億円に上るという。水面下での被害も多く、その金額はさらに膨れあがるだろう。森永卓郎さんに前沢さん、ホリエモンに厚切りジェイソンまで。業界人を巻き込む大騒動となっている。騙される方も騙される方。しかし、騙す方はもっと悪い。「あんなイカサマっぽい映像によく騙されるな」と思うが、当の本人たちは完全に信じ切っている。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到