「つばさの党」の異様さの正体は…迷惑系YouTuberとは違う「何か問題でも?」なオラオラ意識か

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■過去のカルト的な選挙運動とは共通性なし

 カルト的な選挙運動と言えば、1990年の衆議院選挙に出馬したオウム真理教の候補者が思い出されるが、井上氏はオウム真理教の選挙運動との共通性は見いだせないという。

「オウムの政治団体たる真理党の選挙運動は麻原彰晃や象の被り物といった『内輪ネタ』に終始しており、実に内向きなものでした。一方、つばさの党は選挙妨害という実に攻撃的なものであり、“外弁慶”極まりないものですから、全く違うと言ってよいでしょう」(井上氏)

 つばさの党の攻撃性は、他に類を見ないと指摘する井上氏。ただ、奇抜な選挙運動を展開する候補者はこれまでも絶えなかった。その最たる例と言えそうなのが毎回多数の泡沫候補が立候補することで有名な東京都知事選だが、その公示日は6月20日。となると、同党に共鳴した人物の出馬を誘発する可能性はあったりするのだろうか。

「これまでにも選挙妨害の様子がYouTubeなどで拡散されたこともありましたが、それは、つばさの党ほど執拗なものではありませんでした。それでも、ネット世論はそれを許容しませんでした。つばさの党はさらに酷いところからして、同党を支持する動きは今回の騒ぎを最後に消滅するのでは。都知事選の公示まで持たないかもしれません」(同)

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