著者のコラム一覧
松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

最後まで冷静と情熱の好ましいバランスを保っていた蓮舫氏。弱者への揺るぎないまなざしが詰まっていた。

公開日: 更新日:

 七夕に投開票が行われる東京都知事選の告示を10日後に控えた6月10日、ぼくは【長文です】と前置きしたテキストを自分のX(旧ツイッター)にポストした。以下、引用する。

「都知事選への注目が過熱気味。現職の小池百合子さん、参院議員の蓮舫さんのふたりが本命とされる。一方で、適当な候補者がいないと棄権する都民が多そうだと報じられてもいる。ちょっと待って、とぼくは言いたい。都知事選は『無理して選ばなくてもいい』結婚相手や恋人選びじゃないんだよと。棄権は支持団体の強い候補者を後押しするだけ。つまり棄権したところで、あなたは結局『選んでしまっている』。じゃあ誰を選べばいいかといえば、それは『まだマシな人』です(略)問題が山積するいまの東京都は『かなり散らかった部屋』のようなもん。一瞬で部屋をキレイにするマジックの主の登場を期待する気持ちはぼくにだってあるけれど、だからといって、そんな救世主が現れるまで散らかった部屋を放置してよいものか。少しずつでも片付けてくれそうな人を選ぶのが、棄権するよりまだマシ(略)『弱者に寄り添うこと』あるいは『弱者を生み出さないこと』。ぼくはその観点で都知事を選ぼうと思います」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学