著者のコラム一覧
髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

「辞職してすべて終わり」が正義なのか? 斎藤元彦・兵庫県知事の選択が焦点に

公開日: 更新日:

 斎藤知事がどのような選択をするのかが焦点ですが、私はとことんやってほしいと思っています。“責任をとる”ということは、問題を起こした本人が潔く辞職することに尽きるのか。

 大事なことは、知事の進退に関し県民がどう思っているのかです。県民の期待と信頼を背負って選ばれた知事ですから、県民の意見を反映させることが本来は望ましいはずです。県議選になれば、その民意が問えると思います。もしかしたら、知事は、パワハラなどの問題に真摯に向き合い、反省し、改善に努めた上で任務を全うしていくことがいいという民意が示されるかもしれません。

 また、パワハラや税金のキックバック問題の事実関係について、百条委員会・第三者委員会で引き続き調査が続けられています。しかし、いまだ真実も結論も出ていません。従って、“知事が辞職してすべて終わり”という幕引きは正義とはいえないのではないでしょうか。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった