岸田前首相の「自民党に力を」連呼に国民ソッポ…“自民単独過半数割れ”の現実味いよいよ増す

公開日: 更新日:

 衆院選の投開票(27日)まで1週間と迫る中、メディアの世論調査で、自民党の「単独過半数割れ」の可能性を指摘する報道が相次いでいる。

 朝日新聞社は19~20日に行った電話とネットによる世論調査に加え、全国の取材網などの情報も加味して情勢を分析。それによると、現時点では「自民党、公明党の与党は過半数(233議席)を維持できるか微妙な情勢」で、2012年の衆院選以降、単独で過半数を維持してきた自民は「今回は割り込む公算が大きい」という。

 日本経済新聞社による世論調査でも、「自民党は定数465の衆院の過半数にあたる233議席に届かない可能性がある」と報じ、FNNの調査でも「自民党の単独過半数は厳しい状況」と報じている。

 長期間に渡って組織的かつ常習的に違法・脱法行為の「裏金作り」を繰り返してきた自民党。一部の裏金候補のみ公認せず、大半の候補は「お咎めなし」の状態で有権者に支持、得票を訴えているのだから、国民にとっては許しがたい話だ。単独過半数どころか、公明党との与党過半数さえも阻止したいというのが有権者の本音ではないか。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い