シニア初心者向け「日帰り登山&温泉」コース5選 「温泉百名山」の著者が楽しみ方を伝授

公開日: 更新日:

温泉紀行ライター 飯出敏夫さん

 シニア層を中心に根強い登山人気。その中で注目されているのが、登山と温泉を組み合わせた楽しみ方だ。山頂からの展望を楽しみ、下山後は温泉で汗を流す。このような「温泉登山」の魅力について、「温泉百名山」の著者で、10月末に続編を上梓した温泉紀行ライターの飯出敏夫さんに聞いた。

  ◇  ◇  ◇

【Q】「温泉百名山」とは?

 深田久弥の「日本百名山」にヒントを得て、山麓や中腹に名湯がある100の山を選定し、その山と温泉を紹介した本およびその活動です。

 学生時代から山登りを趣味にしていたのですが、古希の記念に登り残していた百名山を踏破。その時、温泉とは無縁の百名山が多いことに気づき、ならば名湯のある名山を独自に選ぼうと決めたのがきっかけです。

 とはいえ、その道のりは楽ではありませんでした。実は2011年に悪性リンパ腫のステージ4を患い、体力気力ともに著しく減退。3年間は登山する気にもなれませんでした。温泉百名山の活動を始めた後も、18年に脊柱管狭窄症の手術を受け、さらに20年には膝を痛めて手術と5週間の入院を余儀なくされました。それでも1日2万歩の歩行訓練など徹底したリハビリを行い、山登りに復帰。そして21年9月、温泉百名山の全ての山の登頂を完了。22年10月26日に出版にこぎつけました。

【Q】「温泉百名山」を出版した反響は?

 時代が味方してくれましたね。コロナ禍で外出を抑えられていた時期が終わり、政府が経済優先に舵を切ったタイミングで出版できたため、新聞やラジオなどのマスコミが一斉に取り上げてくれました。そのおかげで、書店では品切れが続出。3カ月で3刷まで増刷しました。

 個別には山と温泉それぞれのガイドブック的な本は多数ありますが、山と温泉を組み合わせたガイドブックはほとんどなく、さらに、私の本は単なるガイドブックではなく、個人的な思い出や経験、一緒に登った人たちのエピソードなども織り交ぜて書いています。そうした個性的な内容が読者の心に響いたのかもしれません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    天皇皇后が訪問したオランダ・ベルギーの次期王位は「女王」に…欧州では男系優位の「サリカ法典」は過去のもの

  2. 2

    「コンサル」名乗るシニアは「ほぼ無職」 それでも「自分は現役ホワイトカラー」の仮面を外せないオジさんたちの終わりなき戦い

  3. 3

    小室圭氏実家はポリスボックスで過去に物議…旧宮家の養子案「皇族になれる資格を持つ人間」が増えたら危惧されること

  4. 4

    なぜ女性天皇はダメなのか?旧宮家の養子案そのものが、女性・女系天皇を阻止するために生まれたものだ

  5. 5

    生成AIに乗り遅れるな!「AIコミュニティー」に50万円を一括払いする太っ腹シニアの焦り

  1. 6

    男性シニアの再就職は元公務員でもこんなに難しい 中高年がハマりやすい「リスキリング」の落とし穴

  2. 7

    「横濱スパヒルズ竜泉寺の湯」は高濃度炭酸泉はじめ、湯も充実のスーパー銭湯

  3. 8

    JR四国「四国まんなか千年ものがたり」(香川県多度津~徳島県大歩危)歴史ある隠れ里を走り抜けるおとなの遊山

  4. 9

    旧統一教会への解散命令が持つ歴史的意味は、オウム真理教とは違う

  5. 10

    近鉄「しまかぜ」(大阪難波~賢島、京都~賢島、近鉄名古屋~賢島)見て、飲んで、食べて、くつろいで…伊勢志摩まで充実の2時間強

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    引退した東山紀之に錦織一清演出で「少年隊」還暦コンサートのすすめ

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    バナナマン日村が体調不良で休養するまでの“暴食・連食デイズ”と妻・神田愛花「お腹いっぱい食べさせる」の献身愛

  4. 4

    高市首相は筋金入りの嘘つき! 経歴詐称疑惑で米下院関係者が決定的証言「インターンだった」SNSで猛拡散

  5. 5

    高市早苗氏に経歴詐称疑惑…事務所が認めた!「議会立法調査官」は“造語”だった

  1. 6

    「2世タレント」がまた! 俳優の村上虹郎が交際女性への壮絶DVで書類送検…父親は村上淳、母親は歌手UA

  2. 7

    国民民主に公認取り消された娘が自死、母親も追うように…党内を震撼させた玉木代表の「長文釈明」

  3. 8

    バナナマン日村が突然の休養発表 超売れっ子がネタにしていた肥満体形…ロケ番組多数に心配の声やまず

  4. 9

    高額療養費制度があるから医療保険はいらない? 病院の窓口業務を行う筆者が実際に骨折して感じたこと

  5. 10

    NHK朝ドラ「カムカム」村上虹郎の未知数な魅力…“2世枠”飛び越えた存在感が話題