2025年5月に改正戸籍法が施行…愛があれば「キラキラネーム」は許されるのか?

公開日: 更新日:

 5年前の19年には、当時18歳の高校生が「王子様」から「肇」に改名して話題になったが、「家裁で許可をもらえば改名できるとはいえ、奇抜な名前のせいで具体的にどんな支障を来したか、など正当な事由を示す必要もあって、誰でもすぐ簡単に認めてもらえるわけではありません」(法曹関係者)。

 脚本家でライターの源祥子氏は「今はキラキラより“難読”の方が多い気がします。もう慣れてきたのか、元『モーニング娘。辻希美さんの長女・希空(のあ=写真)さんのように読めない名前にも驚かなくなりましたし、反動なのか、むしろ古風だったり、名前の性差も薄れてきたように感じますね」と話す。

■有名アスリートの名前をつけるのは…

 今年の「たまひよ赤ちゃんの名前ランキング」(ベネッセ)によると、男子1位は「碧」で、女子は「凛」だ。凛や女子9位「澪」などは、昭和世代からすれば古風な印象も。男子3位「凪」や10位「律」などは女子にもいそうだろう。

「律はサッカーの堂安選手にあやかったのでしょうが、有名アスリートの名前をつけるのは、わが子も活躍してほしいという親の願いを感じる。ですが、『ピカチュウ』のようなキャラクター名は親の趣味を優先させているような……同じキラキラでも親の愛よりエゴを感じる名前に、世間は拒否反応を起こしてしまうのかもしれません」(源祥子氏)

 愛があれば改正戸籍法でも許される……わけではないだろうが。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも