「テンプスタッフ」女性からの人気が圧倒的な理由は、独自アプリ内のSKD機能にあった

公開日: 更新日:

 テンプスタッフは「派遣」の今や代名詞となっているが、これは創業者の篠原欣子氏がシドニーで働いていた頃に見かけた「テンポラリー・スタッフ(臨時社員)」が由来。欧米では、社員が休むとその仕事を埋める人材を派遣してくれる会社があるということを知ったことがきっかけとなり、1973年5月、帰国後に六本木のアパートの一室で1人で「事務処理請負サービス」をスタートさせた。

 派遣社員の割合は男性39.3%、女性60.7%(24年10月現在)と女性が多い。業界トップの同社は男性6%、女性94%の割合で、これは事務職を中心として派遣サービスを展開しているから。家庭に埋もれている優秀な人材に働く場を──という創業者の願いとも合致する。

 ではなぜテンプスタッフは女性に人気なのか? 派遣社員から好評を得ているのが、独自の「テンプアプリ」に搭載したSKD(最近どうですか?)機能だ。

「ダウンロードユーザーは27万人で、仕事探しのほか、給与明細や勤怠連絡にワンタップでアクセスでき有給休暇や慶弔休暇の申請が可能です。担当者にスタンプで気軽に仕事の状況や気持ちを連絡でき、アプリ内のチャット機能から連絡したり、フォロー面談を設定するなど派遣社員の状況に応じてサポートが受けられます」(同社広報担当者)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性